猫を飼っている皆様、猫の適正体重って存知ですか。もふもふとぽっちゃりしている猫は更に癒されるのですが、人間と同じで太り過ぎは万病の元。だからといって痩せてきたら病気のサイン!この機会に猫の適正体重を知り健康管理に役立てましょう。
猫の適正体重は
品種や固体差もありますが、一般的に猫の成長期は1歳の時点でほぼ止まります。
1歳までは日に日に、すくすくと成長し1歳時点での体重、体格がその猫の適正体重となります。
下記が標準的な猫の平均体重です。
・生後0週 約100g前後
・生後1ヶ月 約150g~約200g
・生後3ヶ月 約1Kg~約1.5Kg
・生後12ヶ月 約3.5Kg~約4.5Kg
1歳の時の体重が適正という事ですが既に1歳を超えた時期で飼い始めたり、1歳時に体重測定なんてしてないという方もいるはず。
そんな時は1ヶ月に一度、定期的に体重を計る事で増減がなければ、その猫の適正体重だと言えると思います。
痩せすぎ、太りすぎの問題点
何故太りすぎ、痩せすぎは問題なのでしょうか。なんとなくはわかっていても具体的にはどんな病気にかかるリスクがあるのでしょう。
まず、太りすぎると糖尿病、椎間板ヘルニア、心臓病、脂肪肝、肝硬変など多くの病気にかかるリスクがあります。これらの病気のうち、ほとんどは付きすぎた脂肪によるものです。
逆に痩せすぎの場合はどうでしょうか。この場合は痩せているという問題ではなく、「急に痩せてきた」という事があれば要注意です。
急に痩せてきた場合、考えられる病気は糖尿病、甲状腺機能亢進症、慢性腎臓病などです。これらの病気に付随して口内炎で食事の接種が困難になったり、食べていても体重が増えないという事もあります。
もし、1ヶ月で体重が5%~10%減っているようであれば重大な病気のサインです。すぐに獣医さんに連れて行くのが必須です。
BCS(ボディコンディションスコア)でチェックする
猫には人間で行われるような体重と身長を掛け合わせて肥満度を計算するような事が出来ない為、見た目や身体を触ったりして肥満度を測定します。その指標をBCSと言います。この方法ならなんとなくですが飼い主でも自分の猫がどのくらいのBCSなのか判断できそうですね。
出典:ロイヤルカナン
ちなみに・・・。我が家の3匹中最もおデブの猫はBCS6~7という感じです。ちなみに体重は5.5Kg!皆様の猫さん達はいかがでしょうか。
ダイエット方法
猫の体重管理は飼い主の責任です。かわいいから、欲しがるからといって際限なくごはんをあげ過ぎるのは禁物。また、猫カフェのごとくおやつを頻繁にあげるのも考えものです。
さて、猫のダイエット方法ですが、基本的には食事の量や質の管理、これに尽きると言えます。
そしてプラスαで運動。キャットタワーなどで上下運動をさせたり、おもちゃで遊ばせるという手もありますが身体を動かして痩せるというのは最も健康的な感じがしますが、そもそも猫にやる気がなければ難しいように感じます。一緒に遊んであげてダイエットのお手伝いでもしてあげられると良いのです飼い主もそんなに暇ではありませんよね。
それでは具体的に食事の管理はどのようにしていくのでしょうか。まずは目標体重を定めなければなりません。無理なダイエットは禁物で素人が誤った判断をしてしまうと猫にもストレスです。
まずはかかりつけの獣医さんにダイエットの必要があるかを相談し、必要であるならば目標体重を定めましょう。
なかなか飼い主だけではフードの選定や量も判断しにくいとは思いますので、獣医さんの指導を受け与えるダイエットフードの選定、回数、量を指導してもらいましょう。
あとは、先にも記述したようにおやつの与え過ぎなど太る原因を取り除いていきます。
ダイエットするにはこのような方法はスムーズではありますが、問題なのは多頭飼いの場合。
猫はそもそも少しずつ幾度にも分けて食事をする習性があります。我が家の場合は3匹分を朝晩に分けて給餌するのですが、みんな少しづつ残して解散。余った分をそれぞれ通りがかりに食べ次の給餌タイムにはお皿が空っぽというサイクルです。
こんな様子なのでどの猫がどれだけ食べているのかは判断しにくい所。
多頭飼いの場合は
・部屋を分ける
・飼い主が見守る
・食べ残した分は片付けてしまう
などがありますが、う~ん、この多頭飼い対策。考えただけでも長続きしなさそうなのは私だけでしょうか。
猫の体重測定方法
猫の体重測定方法ですが、最も簡単で手軽な方法は人間用の体重に自分が先に乗り計測、その後猫を抱っこしてその差を出す方法です。
他には同じような方法でキャリーケースに入れて、後でキャリーケースの重さを引く方法。
人間用の体重計はkg単位で置く場所によっては数グラムがずれる事もありがちです。
身体の小さい猫にとっては数グラムの変化が重要です。仔猫を育てる時や闘病中で少しの体重変化も見逃せない時は小動物専用の体重計を準備するのもお勧めです。
ちなみに猫だけで計れる体重計は私のように自分の体重と向き合うのが嫌な方、引き算をするのがいちいち面倒な方にもお勧めです。
ペット用体重計 ≪5g単位≫ ペットくん
出典:楽天市場
ダイエットに役立つかもしれないグッズ
ダイエットに役立つかもしれないグッズをいくつかご紹介します。藁にもすがりたい飼い主さんはお試しあれ。
FUNKITTY エッグササイザー
出典:楽天市場
じゃれ猫 おいしく遊ぼーる
出典:楽天市場
Catit SENSES2.0
出典:楽天市場
この上記3点は遊びながら少しずつ、カリカリやおやつが食べられるもの。早食いの猫ちゃんにも効果的のようです。
猫からしてみると、なかなか食べられなくてイライラしてしまうかもしれないですね。