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体験談「ペットシッターをお願いする」

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体験談「ペットシッターをお願いする」

猫と暮らし始めてから10数年、猫の事が心配で旅行は1泊2日までと決めていたのですが、この度、遠方への旅行の為初の2泊3日の旅行をする事になりました。
しかも、今回は生後2ヶ月の仔猫もお留守番。やんちゃ盛りで見守っていないと何をしでかすかわからない頃。なによりも毎日人と接しているのに人恋しくならないかの心配が募ります。そんな事から今回ペットシッターさんを初めてお願いする事になりました。ここからはシッターさんに依頼する経緯やどのような内容であったかを依頼者目線で書いていきたいと思います。

ペットシッターさんへの依頼

初めてのペットシッター依頼。どんな人がいいのか、どこの会社がいいのか、金額はどのくらいなどわからない事だらけです。ペットシッターさんの事はこのサイト内で記事を書く事もあり調べた事はあったのですが実際に頼むとなれば、さてどうしたものやら。
まずは自宅まで出張してくれる近辺のペットシッター会社を「○○市」「ペットシッター」「猫」などというキーワードで検索しますがどこに頼むか迷っている内に沢山の同じようなシッター会社のホームページを見過ぎて探し疲れてしまいます。
そこで以前に「ペットシッターを頼んだ事がある」と話をしていた友人に連絡。私は物事を決める際、口コミや紹介というのを頼りにしており見ず知らずの所に頼むより信頼感がもて安心なのです。
連絡をした目的は出張可能範囲のシッターさんを紹介してもらう段取りだったのですが、交通費を支払えば友人ご用達のシッターさんに来てもらえるとの事。
合鍵で不在時に家に来てもらうのだから全く知らない人よりは、紹介の方が安心という思いもあり多少の交通費はお支払いするとして遠方から出張してもらう事になりました。

依頼手順と当日まで

友人から紹介してもらったシッターさんとの打ち合わせ方法はLINEだったのですが、打ち合わせ内容はシッター当日の日程確認、猫の年齢、頭数の確認、事前に鍵を渡す訪問日時設定。

今回は旅行1週間前に自宅訪問にて合鍵の受け渡しと打ち合わせ。打ち合わせについて、猫関係では猫の年齢、性別、名前と模様、猫の種類、性格、フードの量と餌場の確認、トイレの場所、掃除用品と排泄物の処理方法の確認。また、どこの窓やドアを開けておくか、カーテンを開けておくかどうかなど部屋の状況の確認がありました。

それから、体調悪化時の掛かりつけの獣医の確認。この時、シッターさんが用意されていた契約書と合鍵の預かり証もきっちりと取り交わしました。

そして事前の打ち合わせ時に、合鍵の受け渡し。料金の見積もりを提示してもらい、料金のお支払いとなりました。

こちらの都合の良い時間に来ていただき、ざっと打ち合わせは1時間弱。この間にももちろん、猫達に触れて頂き、話しかけてくださっていました。

また、私からもシッターさんの仕事についてや、豊富な猫知識についても沢山話を聞く事が出来ました。楽しい打ち合わせも済み、旅行当日へ。

シッター当日

シッターさんには2泊3日の旅行中の2日目15時くらいに来てもらう事になっていました。シッター時間は1時間。旅行出発当日にはシッターさんより「旅行楽しんできてください!」とわざわざLINEで連絡が!細かい心遣いに感動です。

さて、シッター当日。約束の時間になるとこちらがソワソワ。携帯を見つめていると、状況報告が続々と入ってきました。

シッター報告
シッター報告

※到着してからの最初のLINE。主に粗相のご報告。ルイのかわいいベストショットも送られてきました。

LINEの報告にもありますが我が家の留守中の様子は大変な事に。帰ってからの粗相の処理に思いやられましたが、次々と送られて来るシッターさんからの猫写真ににんまりとしてしまいました。
さて、来訪時に猫達にあげてもらおうと思っていたシーバの小袋。シッターさんが来たときわかりやすい場所にとあえてリビングのテーブルの上に置いて出ました。箱に入ったままなので大丈夫だと思ったら、既に自力であけて4袋も!食べていたとの事。猫の嗅覚恐るべしです。シーバ食べ放題になった為か3匹のうち誰かがお腹を下して下痢をしている様子でした。(問題のシーバはこの報告のあと、猫が開けられないようにキッチンの引き出しにしまっておいて下さいました。)

全ての猫を見つけ出し写真にとって飼い主に様子を写メと共に報告するというのが基本の流れのようで次々と写真を送ってくれました。
3匹の内、いつも押入れに隠れている子は発見して写メを、仔猫は遊んでいる様子の写メを送ってくれました。(生後2ヶ月の仔猫は人に対しての恐怖心がまだない為かひょいひょいと出てきてシッターさんに遊んでもらったようです。)しかし、1匹だけ姿はチラッと見たけれど探しきれないとの報告でした。
ワンルームなど隠れる場所が少なかったり、多頭飼いでなく1匹だけならこの報告もスムーズなのでしょうが、隠れる場所がいっぱいあり、かつ猫の日常を知り得ないシッターさんが探し出すのはさぞかし大変な作業だと思います。まさしく猫とのかくれんぼごっこです。

さて報告は続きます。猫トイレ3台の内、どこのトイレが通常の排便なのかなど細かい報告や回覧板がドアにかかっていたけれどどこに置いておけば良いかなどの連絡も。
私がシッター中にお願いしていたのは食事の事、おやつをあげる事、猫と遊んでもらう事、猫トイレの掃除でした。特にこの時はお願いしていなかったのですが、シッターさんが花の水やりや新聞の取り込みまでしてくる事もあるそうです。

また、シッター中に仔猫が水をこぼして娘のレッスンバッグにかけてしまったようなのですが、気転を利かしてバッグをベランダに干しておいてくれるなどの対応もしてくださいました。

訪問中は私とのLINEのやり取りがチャットのように続き、自宅での様子が手に取るようにわかりました。自宅をでる間際には3匹中、どうしても1匹が見つけられないがどこの窓も閉まっているという報告でした。姿は見ずとも脱走の心配はないという報告は安心でした。

事前打ち合わせで15時頃に自宅訪問となっていたので、旅行中観光真っ最中でしたが15時前になると私は携帯に釘づけに。シッターさんはシッター先からシッター先へ交通機関を利用し訪問するので多少の時間のずれはあるようでが、こちらは連絡を見逃さないようにと必死でした。もし可能であれば当日の到着時間のおおよその連絡(今からバスに乗るので何分後に到着)をもらえたらなと思いました。

報告書と鍵の返却

体験談「ペットシッターをお願いする」
旅行から帰るとシッターさんより報告書が置かれていました。報告書にはシッター開始時間と終了時間、猫達のそれぞれの様子、排泄状況の報告などがびっしりと書かれていました。ちなみに合鍵の返却は通常、面会して受け渡しをするそうですが、今回は遠方である事と私の仕事が忙しい事を考慮してもらいシッター終了時ポストに投函してもらう方法になりました。

料金内訳

今回のペットシッター依頼に掛かった費用は下記の通り。

猫ちゃん3匹のお世話代  2500円
交通費(打ち合わせ日の交通費含む)往復×2日分  1600円

合計4100円

今回は交通費が掛かったのでこのお値段ですが、交通費が掛からない近場のペットシッターさんなら1時間で2500円です。トイレ掃除とフードの給餌、そして猫達の様子を知らせてくれ相手をしてくれるとなると高くはない金額だと思います。

感想

実際、水知らずの人に合鍵を渡し、留守の間に家に入ってもらうというのはかなり抵抗がありました。
防犯面での心配もそうですが、それなりに掃除をしてきれいにしておかなければ恥ずかしいというプレッシャーもあり旅行出発時にはあちこち片付けていきました。

ペットシッターさんは動物好き、猫好きな人がなっているという印象ですが、もちろん事前に顔合わせは必要ですし、納得した人にお願いするのがいいですね。今回は知人の紹介だったのでペットシッターさん自身にはなんの心配もしていませんでしたが、ゼロから探す時は「動物取扱業者標識」の掲示の確認もしておいた方がいいですね。

※動物取扱業者標識

第一種動物取扱業とは、社会性をもって、一定以上の頻度又は取扱量で、業を営む行為のことを指し、「 販売 」「 保管 」「 貸出し 」「 訓練 」「 展示 」「競りあっせん」「譲受飼養」の7業種が対象となります。インターネット等を利用した代理販売業者や訪問ペットシッターなどのように、動物またはその飼養施設を持っていない場合であっても登録の対象となります。

出典:大阪府HP

ペットシッターのホームページでは動物取扱業者標識掲示や登録番号が大抵書かれています。しかし、会社によってはただ動物が好き、犬猫を飼っているなど何の資格も持たないアルバイトを派遣している場合もあるようなので要チェックなのです。

まとめ

心配性な私はいくつかのデメリットよりも様子を見てもらえるという最大のメリットを重視した上でペットシッターさんにお願いしてよかったなと思いました。次回また2泊以上の旅行の時はお願いしようと思います。価値観は様々なので2泊くらいは動じない飼い主さんもいれば、1泊でも心配な方もいると思います。そこはよくよく猫さんと相談して決めていきましょう。
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つくちゃん

動物が好きで子供の頃から犬や猫と暮らし、大人になったら「ムツゴロウ王国」に住むのが夢でした。結婚してからは王国暮らしではありませんが、常に猫数匹とまみれる生活です。

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