
今、ネコ飼いの間で話題の「ネコ家具」を存知でしょうか。日本国内のみならず海外でも話題になっている「ネコ家具」。そんな大人気の「ネコ家具」についてご紹介いたします。
「ネコ家具」とは
「ネコ家具」はネコの為につくられらたネコサイズの家具。通常の家具をネコサイズに縮小したミニチュア家具なのです。
このネコサイズのミニチュア家具を作られたのは、日本最大の家具の生産地福岡県大川市の家具職人達。そしてネコ家具作成のきっかけは大川家具職人の技術とセンスを証明するために製作が始まったとの事です。
大川市は480年余りの家具作りの歴史を持ち「大川指物」という釘を使わず、板と棒、棒と棒を使い、木に穴や切りこみを入れ、差し合わせて組み合わせた技法が有名です。
・・・なぜ犬ではなく猫なのか。それは猫が一番気ままな生き物だから、その猫が気に入って使ってくれるのであれば大川家具の凄さが証明されますよね。
ちなみに大川市の歴史はこちら
大川の歴史は、大川家具の歴史といっても過言ではないほど、木の香に包まれ、木工業と密着してきたまちです。
筑後川の河口にある大川市は、木材の産地日田から川を下ってくる木材の集積地であり、有明海へ向かう海上交通の要衝として重要な役割を果たしてきました。その中心が大川家具発祥の地といわれる「榎津」で、船の製造や修理をする高度な木工技術を持つ船大工が集住し、木材の集積地でもあったことから「榎津指物」が誕生したと言われています。
(出典:大川市観光なび)
「ネコ家具」へのこだわり
ネコ用だからって大川家具職人さん達は手を抜きません。むしろミニチュアになった分強度を保つのが難しくより高度な技術が必要です。ミニチュアサイズの為に機械が使えないところは手作業で行ったという事もあるそうです。
そして猫が使う物なのでしっかりした作りのもの、猫が気に入って使えるもの、くつろげるものを想像して作られているそうです。デザイン製も人間が使う家具と変わらず優れておりミニチュアになったことで余計に素敵に見えます。
「ネコ家具」のCM
「ネコ家具」のCM。出だしはこれがミニチュアサイズだと気が付かない人もいたのでは。何度も見たくなるCMです。
ネコ家具できました編
ネコ家具ソファ編
ネコ家具ベッド編
「ネコ家具」ラインナップ
「ネコ家具」ラインナップの下記の6点。個人的には家具工房西田さんのツリーベンチが魅力的ですね。万が一猫に使ってもらえなくてもインテリアとしても素敵です。猫が使うかどうか・・・。という現実的な話は置いといて、皆さんはどの家具が欲しくなりましたか?
【広松木工株式会社】[42%]SANTA FEソファ189
![【広松木工株式会社】[42%]SANTA FEソファ189](https://www.nyan-tena.com/blog/wp-content/uploads/2018/10/1810192311-1.jpg)
「サンタフェ」という家具シリーズはアメリカ西海岸で生まれた「サンタフェスタイル」を参考にしており、デザインとの相性を考えて材料になる木はロッキー山脈で採れた松を使用しているとの事。何十年も使い込んだような風合いを出すために、家具の角を叩いて丸みを持たせたりあえて傷をつけてみたりと職人さんのこだわりが手作業によって施されています。
受注生産 118,800円
出典:広松木工株式会社
【立野木材工芸株式会社】Raffine Bed for cat

人間用のベッドは厚み27mmが規格サイズだがネコ用になるとデザイン性を保つため15mmにしている、その分強度が落ちないように工夫されています。木の削り出しから、圧着、研磨、組み立てに至るまで、人間用の家具と同様にそれぞれのプロが担当し手作業で制作されています。
¥110,000
出典:立野木材工芸株式会社
【ナカヤマ木工】Banard 2Pソファー

昔の北欧の家具を参考にしつつナカヤマ木工さんがデザインされたソファー。ミニチュア化すると強度が落ちるので見た目の美しさを保ちながら縮尺サイズを調整したとの事。機械が使えないところは手作業で工夫しながら作業をされています。
出典:ナカヤマ木工
【家具工房西田】ツリーベンチ

簡単には壊れないしっかりしたものを。釘やダボは一切使わず、伝統的な「ほぞ組み」を使って組み立てられています。猫の習性を考え人間用のベンチの比率より高い所に座面がある作りになっています。
出典:家具工房西田
【有限会社平田椅子製作所】PISOLINO Sofa(片肘)

家具の制作もさることながら、ソファのファブリックにもこだわりあり。単純な赤ではなく3色の糸でできたファブリックを使って独特な表情を作り出す。男女共に気に入って頂けるデザインに。
出典:有限会社平田椅子製作所
【株式会社丸庄】PANCONE

肘置きのウェーブ加工もこだわりの一つ。普段使っている機械の刃では大きすぎるため、今回用に特別に刃も作って制作されたとか。木の表面に自然な波形の凸凹を付ける「ウェーブ加工」はオリジナルな技法で猫にはもったいないくらい。
出典:株式会社丸庄