猫のしつけグッズがあるのはご存じでしょうか。
猫をしつけるのは難しいですが、どうしてもという時は試す価値ありです。
仔猫の頃から
人間と同様しつけは仔猫の頃から行うのがベストです。生後2~10週間の間の社会化期といわれる時期に良い事と悪い事を教えてやるのが効果的です。
この頃に愛情をたっぷり注いでやり、一定時間は遊んだり撫でたりして仔猫と触れ合う時間を作ります。
また、飼い主だけではなく子どもから大人まで、男性、女性に関わらず触れ合わせるのがよいでしょう。
仔猫のお母さんは飼い主さんです。人と一緒に暮らす以上はダメな事はダメ、良い事は良いとしっかり教えてあげるのが飼い主の役目です。
出来る事から
できれば、子猫の頃からダメな事はダメと教えていきたいものですがどのようにしてしつけをしたらよいのでしょうか。
食卓やキッチンにのったり、トイレ以外での粗相、してほしくない場所での爪とぎ。
猫のかわいさあまりなんでもOKにしてしまいがちですが、ここはけじめをつけてきちんとしつけるのが望ましいですね。
かといって、体罰は絶対に避けねばなりません。
猫は犬と違い考える力が発達していません。また、食に対する執着があまりないと言われているので、犬のしつけで使われる「いい事をしたらおやつを与える」なんて事も通用しません。
しつけの方法としては、パチンと手を叩いたり、大きな声を出す、霧吹きなどでスプレーをして驚かせたりする。
猫は叱っても意味がわかりません。それよりも「驚かせる」事が効果的なのです。
そしてこの時、人間側は毅然とした態度を貫ねかねばなりません。また、家族で同じ意識をもって誰の前でしてもこれをしたらダメなんだというイメージを持たせなくてはいけません。この程度なら愛猫家も取り組めるのではないでしょうか。
市販グッズのあれこれ
ペットグッズコーナーに行くと、しつけグッズも販売されています。
ヒッカキノン
≪スプレータイプ≫
ソファ、カーペット、カーテンなどの布類にも便利。試しやすい少量ボトル!わさび成分もプラス!
出典:ペピイ
代表的なのがスプレー。猫が嫌がる臭い(天然成分由来)のスプレーを爪を砥いでほしくない場所にスプレーしておくと爪を砥がなくなるというものです。香りはきつくなく猫にも人にも害がないそうです。
お気に入りの家具で爪を砥がれちゃう時や、粗相をしてしまう所にスプレーしてみましょう。
爪とぎやめて!壁を守る半透明保護シート。
出典:ペピイ
つめ砥ぎに関しては壁に爪が引っかからない専用のつるつるシートを貼るという手もあります。賃貸にお住いの場合や壁紙を張り替えるのは大掛かりで大変という時に役立ちますね。
壁に貼れる爪とぎボード
出典:ペピイ
すでに爪を研がれてボロボロになってしまった壁にも、猫に目を付けられてしまった壁にも。ネジで壁に留めるのは勇気がいりますが猫の為に壁に穴開けちゃってください。
また、猫の爪につけるネイルキャップなるものも販売されていますが、使い方をみると接着剤で貼りつけるという代物。猫にとっては少々荒療治なように思います。
褒めてのばす
しつけが難しい猫といえども上手にグッズ使い、ダメな時は叱る(びっくりさせる)、良い時は褒めてあげるというメリハリを持って接していればしつけは出来るように思います。大事なのは人も猫も飴とムチ。
上手にできた時は褒めてあげたり、日頃から遊んであげたりグルーミングをしてあげたりスキンシップをとり信頼関係を築いておけばきっと飼い主さんの気持ちが分かってくれるはずだと思います。
爪とぎを用意する、飛び乗られても物が落ちないようにしておく、入ってほしくない所は入れないようにしておく、爪を砥がれない素材の家具をそろえる、蓋付のごみ箱を用意するなど出来る事は沢山あります。