意外と知られていない肛門腺のお手入れ
あなたの猫ちゃんはすっきりおしりしてますか?
肛門腺とは
猫には肛門の左右に肛門嚢という袋が1つずつあります。
肛門嚢には臭いのきつい分泌物が溜まりますが通常は排泄と同時に放出されます。
ですが、この分泌物がどろっとした状態のものだと肛門嚢にたまり放っておくと肛門嚢が爆発してしまう事があるのです。
当然の事ながら爆発すると痛みが生じますのでこうなる前には適切な処置が必要になってくるのです。
肛門腺がつまっている時の仕草と処置
長年猫を飼っていても肛門腺の事なんて知らない方も多いのではないでしょうか。
私もその一人だったのですが、ある時、猫がおしりをカーペットにくっつけたまま、変な歩き方をしているではありませんか。
その時は、そのへんてこな仕草にびっくりして獣医さんに出向いたものです。
肛門腺がつまっている時の処置としては、肛門の両サイドの肛門嚢辺りを指をつまみ分泌物を押し出すという単純な処置になります。
獣医さんに指導してもらい自宅で行う事も出来ます。
コツとしては肛門を中心として8時と4時のあたりを親指と人差し指でつまむように押し出します。
すると分泌物が肛門の脇から排出されるのです。
難易度の高いお手入れ
実際私も獣医さんより自宅での処置を教えていただき何度かトライした事がありますが、
なにしろ猫といえども、お尻の事。
こちらもおっかなびっくりだし、猫もそう簡単にじっとしてくれません。
わんちゃんならトリミングのついでに肛門絞りというメニューがあるようですが、猫はなかなか面倒です。
とはいえ放っておくのも心配なので、猫がへんてこ歩きをしたり、お尻をしきりに気にするような素振りをしたら
健康診断がてら獣医さんにつれていくのがおすすめです。