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小さな命を守ろう!あなたにも出来るかも。ミルクボランティアって知っていますか?

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ミルクボランティアって知っていますか?

皆さんはミルクボランティアという言葉を聞いたことがあるでしょうか。動物病院や市政ニュースなどで目にする事があるミルクボランティア。
なんとなく乳飲み子を育てるのかなぁと理解していましたが、今回はミルクボランティアについて深く掘り下げて調べてみたいと思います。

ミルクボランティアとは

ミルクボランティアとは、動物愛護センターに収容された哺乳が必要な子犬・子猫を自宅で預り離乳するまで育てるボランティア制度の事。
離乳後は、各センターへ育てた子犬や子猫を引きし、センターから新しい飼い主に譲渡するというシステムなのです。

全国で殺処分される不幸な犬や猫を減らそうという動きが出ています。猫は犬に比べて殺処分数が多くなかでも生まれたばかりの仔猫が大半を占めます。
各自治体やボランティア保護団体では飼い主のいない犬や猫の里親を探す活動が行われていますが、引き渡しが出来るのは離乳後の仔猫達。

生まれたばかりの仔猫を里親が探せるように離乳期まで育てる必要があるのです。

ミルクボランティアが増える事の利点

ミルクボランティアが増える事の利点

生まれたばかりの仔猫は人間の子供同様、一日中お世話にかかりきりになり育てるのにとても手間がかかります。
その為、動物愛護センターの職員だけでは手が足りず助けられる仔猫も必然的に数が限られてきます。
そこで、必要とされるのがミルクボランティア。
ミルクボランティアが増えると助けられる仔猫の数も増え殺処分される仔猫も減らせるという事になります。

ミルクボランティアになる為の条件

ミルクボランティアは全国の市町村のホームページや、動物愛護団体などで募集が行われていますが、誰でも気軽になれるものではなく下記のような条件があります。

以下は神戸市のミルクボランティア募集要項

(1) 原則、留守時間がないこと(買い物や短時間の外出は除きます)
(2)ペットが飼える住宅であること(ペット不可の住宅でないこと)
(3)既に犬又は猫を飼育している場合、登録及び狂犬病予防注射(犬のみ)、ワクチン接種、ノミダニ・フィラリア予防等を適切に行っていること
(4)自らが犬や猫を預かり育てること(第三者へ預けることはできません)
(5)車で動物管理センターへの犬・猫の送迎ができること
(6)投薬や健康観察のため、必要に応じて、動物管理センターに犬・猫を連れてくることができること
(7)ミルクボランティアの応募に関して、同居家族全員の同意があること
(8)預かった犬・猫は必ず動物管理センターへ戻していただくこと。(ボランティアさんから直接、新しい飼い主に譲渡することはできません)
(9)ボランティア開始前に自宅訪問調査を行うことに同意すること

このような条件をみるとただ仔猫が好きとかいう簡単な気持ちではなる事ができません。
仔猫を預かるという事は「命」を預かるという事、里親になる時の条件と同じく、預ける側も相当に用心深く条件をあげています。

ミルクボランティアのお仕事とは

もし、上記のような条件をクリアしミルクボランティアになる事ができれば実際にどのような事をするのでしょうか。

仔猫の月齢に合わせた授乳又は離乳食の給餌(授乳の場合は3~4時間おき)
排泄補助(自力で排泄が出来ないの刺激を与え排泄を促します)
体重測定(1日に1~2回)・健康観察
社会化の為のふれあいや遊び
成長記録の日誌の記入

必要な物についてはミルク、哺乳瓶、離乳食、トイレ、ペットシーツ、ケージなど。

ミルクボランティアが育てる意義

ミルクボランティアって知っていますか?

ミルクボランティアをする際は一度に1~3頭の仔猫を預かります。動物愛護センターや愛護団体などでも乳飲み子を育てる事はありますが、多くの仔猫を相手にする為どうしても一頭一頭に手間をかける事ができません。それに比べミルクボランティアは付きっきりのお世話になります。乳飲み子を育てる間だけといえどもたっぷりの愛情を注ぎ育てる事になるでしょう。猫にとって良い環境で育つ、人間が好きな猫に育つ。そういった利点がミルクボランティアに育てられる事で生まれるのです。

まとめ

仔猫を育てるとは責任重大な事でとても負担が掛かりますが、同時に成長していく姿を見届けられるのはとても感慨深いです。そして何より仔猫は愛らしい存在です。条件が整い、機会があれば是非参加してみたいですね。
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つくちゃん

動物が好きで子供の頃から犬や猫と暮らし、大人になったら「ムツゴロウ王国」に住むのが夢でした。結婚してからは王国暮らしではありませんが、常に猫数匹とまみれる生活です。

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