を1匹飼い始めたら、猫の為にお友達を作ってあげたい、また可愛い猫達に囲まれ暮らしたいと猫飼いさんは誰でも一度は思うのではないでしょうか。ただそんな人間本位な気持ちで2匹目を迎えいれるのは危険です。
猫2匹目を受け入れるまで
2匹目を迎える事をこのサイト内でもお勧めする記事「絶対おススメ!2匹以上で飼う時の良い点、沢山あります!」を書きましたが2匹目を受け入れる際は今一緒に暮らしている猫の性格、体調、様子を見て慎重に決めなければなりません。
また、迎えいれる際、新入り猫はどんな猫がいいのかもよく考えなければなりません。
一般的に仔猫の社会科期は生後3~7週と言われています。この頃にお母さん猫や兄弟猫と触れ合い、沢山の経験や刺激を受けその猫自身の性格が決まってきます。また、社会期においては他の動物への敵対心もあまりなく受け入れやすいといわれています。
ですので、2匹、どちらかが社会科期であれば相性もうまくいきやすいと言えるのではないでしょうか。
仮に、今いる猫がまだ若く遊びたい盛りなら遊び相手として若い猫ちゃん同士がいいかもしれませんし、ある程度落ち着いた大人猫さんなら同じ位の雰囲気の猫を迎える方がいいでしょう。
ただ、過去の経験からもあまり年の差がある若い猫をいれてしまうと先住猫にちょっかいをかけすぎてストレスを感じてしまい体調を崩すこともありますのでそれだけは用心しなければなりません。
引き合わせの準備
2匹目を迎える時、先住猫とはどのように引き合わせればよいのでしょうか。
普通に考えていきなりはやっぱり無理があるように思います・・・。
と書きたい所ですが、数年前の無知な私はいきなり「こんにちは」とさせた事が2度あります。
どちらもそれほど威嚇し合う事はなかったので事なきを得たのですが、3度目に仔猫を拾ってきた時、先住猫2匹は興味深々で仔猫のケージを覗きにいくのですが、意外にも仔猫が全身の毛を逆立てて威嚇!という事がありました。
猫の野生化した威嚇は人間でも手が出せません。
さすがにこの時ばかりは部屋も仔猫部屋を作り、更にその中にケージという生活を1週間ほどしてもらいました。
その後はケージ越しに面会したり、目の届く範囲で引き合わせたりと段階を踏んでの同居となりました。
このように、いきなりの面会はできれば避けて、ケージを用意し、ケージ越しのご対面が安心な方法だと思います。
いざ一緒に暮らす
多頭飼いする時の一番の心配事は猫同士の相性です。
そして、多頭飼いした後での悩みもやはりだんとつで猫同士の相性が悪いという事のようです。
もし、相性がどうしても心配ならば、里親募集をしているボランティア団体さんで「お試し期間」を設けている所もあります。
猫を一旦迎え入れてみて先住猫とあまりにもうまくいかない場合、新入り猫を保護元に返す事ができるのです。
個人的にはいったり来たりで猫がかわいそうかなと思うのですが長く一緒にいる同士、無理がない方がいいのかもしれません。
我が家は猫のメンバーも入れ替わりがありましたが、幸い目に見えるほどの相性の悪さはありませんでした。
もし猫同志がなかなかうまくいかない場合はお互いの居場所を確保してあげる事が大事です。
仮に一方が遊びたい盛りで一方がおっとり猫ちゃんの場合、おっとり猫ちゃんがいつでも逃げられるような場所を作っておくといいでしょう。また、猫同士が喧嘩になりそうな時は飼い主さんが間に入っておもちゃで気を紛らわせたりすると良いようです。
うちの猫同士も喧嘩のような喧嘩でないような取っ組み合いはしょっちゅうですが、それはそれで良しと暖かく見守っています。
先住猫を大事にする
クールで気ままな猫ですが、飼い主に対する独占欲は他の動物に負けていません。
新しい猫を迎えたからといってそちらにばかりちやほやしてしまうと、先住猫はたちまちストレスを感じてしまいますので気を付けましょう。猫はストレスに弱い動物。かといって、ストレスは目に見えないのが厄介なところですね。
新入りさんがきて、少しでも先住猫の様子がおかしければ要注意。2匹の様子を見守り、必要であれば部屋を分けるなどの対策も必要になります。この先の人生を過ごしていく仲間、みんな仲良くやっていくには飼い主さんも努力が必要かもしれません。