猫と気軽に出会える場所はやはりペットショップですね。無邪気に遊ぶ姿をみるととろけてしまいそうになります。
ペットショップでの出会い
猫を飼いに行く!と決意してペットショップに行く人ももちろんいると思うのですが、私を含め周りの人達からもよく聞く話、「つい、店員さんに勧められて抱っこしたら離れられなくなってしまった」。こんな経験をした事がある人少なくないのでしょうか。私も「ソマリ」をペットショップから購入した事があります。
あるホームセンターのペットショップだったのですが、1度目、2度目と買い物ついでに立ち寄った時に見かけていた子だったのですが、なぜか3度目に立ち寄った時に定位置のケージにいない、その時、特に考えもなく店員さんにあの子は売れたのですか?と話しかけたのが運のつき。
ケージで元気に動き回っていた子は位置を変えてまだ売れ残っていたのです。ペットショップのお決まりの「抱っこ」攻撃にまんまと心奪われ悩む事2時間。そのまま連れて帰った事があります。衝動買いもいいとこですね。
ペットショップの猫はとにかく高額です。10万~20万、それ以上するお高い猫様も。それでも猫を撫でている内に私のように運命を感じる事も。猫との出会いは運命です。捨て猫と出会うのも運命、ペットショップで出会うのもこれまた運命なのかもしれません。
純血種の猫達
ペットショップにいる猫達はほとんどが純血種です。犬に比べると圧倒的に猫の数は少ないと思いますがよく見かけるのがアメリカンショートヘアやロシアンブルー、スコティッシュフォールドなどでしょうか。時代によって猫の人気もかわってくるのでしょうが、やはりペットショップも人気の猫種を展示しているようですね。もし、希望の猫種があれば探してくれるショップもあるようです。
ペットショップで猫を飼う事
ペットショップで猫を飼う上でよい所といえば、やはり好みの猫を気軽に探せることでしょうか。
純血種の猫は、やはり見た目もかわいく猫種によっては人懐っこい性格であったり、おとなしくて飼いやすいなどあらかじめ分かったりします。
また、健康面での心配もまず現時点ではないでしょう。ワクチンも初回は接種しているので安心です。
ただ、純血種はMIXに比べて身体が弱いと言われています。同じ血統同士を組み合わせて交配を繰り返すので血が濃くなりすぎる為、免疫力が弱くなるそうです。
MIXより病気にかかってしまう確率が多い、すなわち医療費も考慮しておかなければなりません。
ペットショップで猫を飼う事の利点、欠点をよく考え猫を迎えましょう。
ペットショップは是が非か
さて昨今ペットショップについての是非が問われています。ペットショップで売られている子達はオークションに掛けられ物のように競り落とされていきます。オークションの出品元はパピーミルと言われる繁殖屋や悪質なブリーダーと言われています。
もちろん、良質なブリーダーが中にはいるかもしれません。しかし、パピーミルが繁殖出来なくなった犬や猫を使い捨てのように処分場に持ち込んだり、野山に捨てたり、繁殖するだけして面倒が見切れなくなり崩壊する現場も度々問題になっています。
需要があるから供給がある・・・。
ペットショップで購入する人がいるから、命を商品とする商売が成り立つ。もしペットショップで購入する人、5人に1人が殺処分される犬猫の里親になったら、殺処分される数は0になるといわれています。
全てのペットショップが悪いとは言い切れないし、そもそもショップに売られている子達がどこから来ているのか私たちはちょっとやそっとでは知り得る事が出来ません。
私も過去に2度、ペットショップから購入した事があります。その頃は殺処分の現状や里親制度、譲渡会の事も知らず、猫を飼うといえばペットショップに直結していました。悪気はなくとも私のようにペットショップで購入する人も多くいます。また、純血種の魅力に惹かれてペットショップで購入する人もいるでしょう。
誰が悪くて何が悪いとは一概に言えません。ただ不幸な犬や猫がいるという現状を多くの人が知るべきなのではないでしょうか。