一日の大半を寝て過ごす猫。
お宅の猫ちゃんはどこで寝るのが好きですか。
快適な場所を求めて
猫を観察していると、お気に入りの場所で寝る子や、昼は押入れ、夜はリビング、明け方はソファなど
寝る場所をころころと変える子もいるでしょう。猫は快適な場所を探す名人です。猫が寝ている場所はその時々にあった眠るのに最適な場所なのです。ちなみに猫にとって快適な場所が人間にとってはびっくりするような場所もあります。暖かい場所であれば、電化製品周り。炊飯器や給湯器の上で寝る猫はよく目撃されていますし、強者になると薄型テレビの上で寝る猫も。
そんな所で寝られるとテレビの根元が折れてしまうのではとひやひやしますね。また、涼しい場所を求める時期になると、洗面所やお風呂の床で寝る猫も。人間が何をどう使っていようが猫には全く関係ない話なのは納得で、とにかく心地よい場所を見つけたらそこは「寝床」になるのです。
狭い場所が好き
猫はその昔、外敵から身を守る為穴倉で寝ていたという事もあり、狭い所を好みます。
狭い段ボールの中や、押し入れの隙間なんかは落ち着くのでしょうね。
うちの子達はまだ見たことがありませんが、土鍋に入って寝る猫もいるようですね。
こんな習性を持ちつつも最近の飼い猫さん達は敵から身を守る必要もないと悟って仰向け、通称へそ天で寝る子もいて
その安心しきった姿はとてもかわいらしいものです。
手作りベッドも
猫ちゃんのベッドは沢山市販されていますが、私が以前、猫飼いのベテランさんから教えてもらった手作りベッド。
それは猫の大きさにフィットするぐらいの大きさの箱を用意し、箱の縁に顎を載せられる位のへりを作ります。
中にはタオルなどを敷いてやり、更にタオルをぐるぐるに丸めて箱の隅に置いてやります。
段ボールの箱にはかわいい布などをはってみるとインテリアの邪魔をしません。
ポイントは猫の顎のせ。縁に顎を乗せられるくらいのへりをのせると猫ちゃんはきちんと活用してくれます。(我が家の猫で実証済み)よかったら作ってみてくださいね。
猫団子
寝床・・・とは少し違いますが、猫が数匹いると猫団子が見られる事があります。もちろん、団子になるくらいなので猫同士は仲良しが前提です。同じ動物でも犬団子は聞いた事がないですよね。なぜ猫は団子になるのか・・・。
率直に寒がりという事もあるでしょう。猫は単独で行動する動物なので団子になって寝るとは矛盾しているようですが、仔猫の間は親猫がいない間、お互いの体温が下がらないように身を寄せ合って温めあうという性質があるようです。猫団子は見ているだけで幸せな気持ちになりますが、こればっかりは2匹以上飼っているからといって故意に出来るものでもありません。前述しましたが、仲の良い猫どうしであれば自然に1匹が寝ていれば、寄り添うようにしてもう一匹が寝るというように猫団子が形成されていきます。多ければ多いほどかわいいし、あったかそうですね。
人間と一緒に
猫はあったかい所が大好き!という事で飼い主さんと寝るのが好きなのです。(飼い主さんが大好きだから一緒に寝る猫ちゃんももちろんいるとは思います!)といっても一緒に寝る猫、寝ない猫は猫の性格や性質によってもそれぞれ。
警戒心が強く独立心のある猫は一緒に寝ないようです。また、長毛の猫も寒さをそれほど感じないようですね。
また、いくら暖かいからといっても飼い主さんが苦手であれば一緒に寝てくれる事もないでしょう。飼い主に対する信頼が薄かったり、飼い主の寝相が悪い、柑橘系の香りやたばこのにおいがきついなども猫は嫌がります。もし、あなたが猫と寝たいけれど一緒に寝てくれないという悔しい思いをしているのなら上記の事を見直してみましょう。思い当たる事があるかもしれませんね。
ちなみにうちの猫は夜になると「そろそろ寝ようよ」とでも言ってるかのように寝室に誘います。猫と寝るのは猫飼いの醍醐味。ぜひ、猫と暮らすなら猫に腕枕を経験してみてください。